子宮頸がんの主な原因とされているヒトパピローマウイルス(HPV)が、多くの口腔がんや咽喉がんの原因にもなっていることが、米国の研究で明らかになった。「がん予防法」をhealthrankingでも検索する
ほとんどの頭頸部がんは、喫煙率の低下に伴い、過去30年間にわたり減少してきているが、一部の咽頭・喉頭がんや口腔がんは減っていないという。舌や口蓋扁桃(へんとう)のがんは増加、もしくは停滞したままで、研究者はHPVの経口感染が原因ではないかとみている。
研究によると、頭頸部がんは一般的ではなく、米国ではがん全体の3%ほど。その原因の80%〜90%は喫煙と過度のアルコール摂取とされている。1965 年に42.5%を占めた喫煙者は2005年には21%まで減少し、喫煙者が減り始めた1970年代から10〜15年後に多くの頭頸部がんも減少し始めたという。
しかし、1995年に6,000件以下だった舌がんは、2005年までに8,000件を超えた。以前の研究によると、喫煙をしない咽頭・喉頭がんと口腔がん患者のうち50%までもがHPVに感染しており、専門家は、証明されていないが経路はオーラルセックスではないかとみている。
研究者は、もしそうであれば、一般型のHPVを予防する子宮頸がんワクチンが、頭頸部がんにも効果があるのではないかとし「男性にも効果や安全性が認められれば、若い10代の男性に推奨したい」としている。
「オーラルセックスで感染するのが最近の傾向。たばこを減らしたり、アルコールを控えるだけでは、十分でなくなってきている。これからは、HPVワクチンや、安全なセックスを重視することになるだろう。さしあたっては、子宮頸がんで異常が認められた女性やそのパートナーはオーラルセックスをすべきではない」と述べている。(HealthDayNews)
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