やせたのはいいが、ダイエットをやめた途端にリバウンドし、以前より太ったという人が多いのではないか? 昔から「ダイエットはやせるより、その後の体重を維持するのが難しい」という。どうしたらリバウンドなしでダイエットをやめられるのか?
●ほんとの“勝負”はこれ!
「私の場合、ダイエット後に本格的に筋肉トレーニングを始めました。それがリバウンド阻止の成功の秘訣です」
こう言うのは“炭水化物抜きダイエット”で、5カ月で12キロの減量に成功したFさん(43)。3年以上経った今も、体重は変わっていない。
実は、Fさんもダイエットを終了した直後、リバウンドに見舞われた。
「半年ぶりに食べたおにぎりのおいしいこと、おいしいこと。世の中にこんなうまい物があったのかと思いました。その日から食べまくって、10日間で3キロ以上の激太り。それでジムに通い始め、筋肉トレーニングをするようになった。その後はドカ食いしても太らない体質に変わったような気がします」
人間の1日の消費エネルギーの50〜60%は、基礎代謝によって占められる。食事を減らす減量をすると、この基礎代謝が20〜30%低下するといわれている。脂肪より先に、基礎代謝を支える筋肉が落ちるからだ。東京逓信病院の宮崎滋内科部長が言う。
「だからこそ食事制限中心のダイエットでやせたサラリーマンは、ダイエット後も筋肉トレーニングが必要なのです。ただし、筋肉の量が1キロ増えても、基礎代謝の増加量は1日20キロカロリー足らず。それだけでやせるわけではありません。しかし運動しない人にとっては、筋トレは加齢による基礎代謝の低下を防ぐのです」
これが重要なのだ。食事だけのダイエットで落ちるのは、腕や足の筋肉だけではない。心臓の筋肉も減る。だから心疾患を防ぐためにも、筋トレが必要なのだ。
●自然消滅的にやめちゃあダメ
たとえばダイエットをやめると同時に、TVのリモコンと携帯電話を自宅で使わないようにして、少しでも歩き体を動かす。これだってリッパな“筋トレ”になる。
「太っている人は、普通の人に比べ1日で160分も座っている時間が長い。それを改めないとリバウンドします。TVのリモコンや携帯電話を使わず、いちいち席を立つだけで、その人の体重にもよりますが、1年間に脂肪1キロ分のカロリーを消費します」
リバウンドを防ぐにはダイエットを終了する時期を選ぶことも大切だ。大分大学医学部の内分泌・糖尿病内科の吉松博信教授が言う。
「ほとんどの人は目標体重近くまで落ちて“まあいいや”と思ったとき、自然消滅的にダイエットをやめます。しかし、コレではダメ。“過食”の習慣が改まるまでは、ダイエットをやめてはいけません。つまり、毎日、体重計に乗らないと気持ちが悪い、と感じるようにならないとやめてはいけません」
ダイエットは、“やめ方”が肝心なのだ。(ゲンダイネット)
習慣というのは怖いもので、自分では食べたいと思っていなくても自然と食べ物(お菓子など)に手がのびてしまい、「気がついたら食べ過ぎていた」なんてことがあるのではないでしょうか。そんな習慣をなくし、運動やストレッチなど消費することの習慣をいかにつけるかが、大事なのではないでしょうか。
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