「もっと光を!」はゲーテの辞世の言葉だが、順子さん(40歳・会社員)は二年前からエステも兼ねて光を浴びる光線療法なる施術を受けている。きっかけは、強度の生理痛。毎月生理の度に痛み止めを服用していたが、効き目はない。30代になってから急に出血量が増え、仕事にも支障を来すようになり産婦人科へ。
すると子宮筋腫が発見された。筋腫の摘出を勧められたが手術はできるなら避けたい。何か他に治療法がないかと探した結果、辿り着いたのが光線療法だった。今、順子さんは常備していた鎮痛剤が必要ないほど症状が改善されたという。
光線療法とは一体どんな治療法なのだろうか? 早速順子さんの通院する名古屋のやごと治療院へ取材を申し込んだ。
「光線療法とは医学用カーボンを燃焼させて人工的に太陽光線を発生させ、身体の各部位に照射することにより、身体の奥まで浸透した光線がリンパや血液の流れを活発にして自然治癒力を高める治療法です」
説明をして下さったのは山岸院長。しかし太陽光線=紫外線。紫外線を直接肌に照射して身体に害はないのだろうか?
「紫外線の作用を勘違いされている方が多いようですが、すべての紫外線が有害というわけではないのですよ。紫外線はUV-C、UV-B 、UV-Aに分けられ、UV-Cはオゾンなどの大気層に吸収されて地表にはほとんど到達しません。UV-Bは皮膚や目に有害な光線で皮膚癌の原因にもなりますが、UV-Aという紫外線は人の体に必要不可欠な光なのです。これに当たらないと細胞の活性化ができないため身体にさまざまな不調が現れるのです。光線療法ではこのUV-Aを弱く照射し、皮膚の健康予防や治癒を目的とし、食事ではとれないビタミンDを体内で作らせるようにします。」
一時的な対症療法とは違い、病気の原因に働きかけ、治癒傾向を促進する。また皮膚の抵抗力を増し、ハリとツヤのある皮膚を作り出す効果もあるとのこと。だから順子さんがエステも兼ねて通っているのだと話すのは納得だ。とはいえ、顔に紫外線を浴びて日焼けをしたりシミになったりはしないのだろうか? ⇒美肌
「これもみなさん勘違いされていますが、シミは紫外線が原因ではなく、日焼け止めなどの化粧品との化学反応でできるものなんです。何も塗っていない肌に紫外線を浴びてもシミにはなりません」
最先端の医療現場ではアトピーや免疫療法にも使われているし、予防医学には欠かせない治療法とのこと。早速、冷え性で悩む筆者は光線を浴びることに。
足湯の後、衣服を脱いでドーム型専用ベッドに裸体で横たわる。4、5台の光線治療器で同時に足裏、膝、腰、腹部、顔、頭と各照射ポイントに光線を連続照射。時間は40~60分間。じわじわと弱い光が皮膚に当たると全身の毛穴から汗がじっとりと噴出する。なのにべとつかず汗はさらさら。
光線の後、足裏〜脚〜背中〜腹〜二の腕〜手(裏・表全身)にオイルリンパマッサージを施術、低周波コラーゲン導入美顔(額関節・顔のゆがみ調整含)までついた、院長お勧めのメディカルコースを体験し、筆者は大満足だった。(独女通信)⇒知っ得!健康、美容情報
紫外線についてはココで書きましたが、絶対的な敵ではありません。骨粗鬆症の予防につながるカルシウムの吸収を高めてくれるビタミンDは、紫外線によって体内で合成されるのです。
骨粗鬆症の女性が増えているのは、紫外線を浴びないのも影響しているのかもしれませんね。 →「光線療法」をhealthrankingで検索する
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